三年寝太郎 あらすじ②

目安時間: 3分




37 三年寝太郎 画像②

ただ、このひと月ばかり、あの長いおしっこにも起きないのです。

 

おかあさんは心配して、

 

「寝太郎、そろそろおしっこに起きなさい。」

 

と、起こそうとしますが、寝太郎は、

 

「なあに、いいんだ。おらには考えがあるで。」

 

と、いうことをききません。それからひと月たちました。




 

寝太郎は、むっくり起き上がると、家を出て、のっそりのっそり山を登っていきました。

自分のおしっこで作ったみぞをあちこちまたいで、山を登っていくのでした。

 

 

山の上へ着くと、寝太郎は、下に広がる村を見わたしました。

そして、何やらまじめな顔をして、しばらくじっと村のようすを見ていましたが、やがて大きな岩の横に立つと、その岩の根本に向かって、じょんじょこじょんじょこと、おしっこをし始めました。

 

出るわ、出るわ、なにしろひと月分のおしっこですから、いつまでたっても終わりません。

 

 

そのうち、岩の根本の土がけずれて岩はぐらぐらになり、おしっこが終わったとたん、岩がぐらりとかたむいて、ごろごろと山の上から転がり落ちていきました。

 

 

岩は、山のあちこちの岩にぶつかり、たくさんの岩がいっしょに転がり落ち始めました。

 

ごろごろ、ずずーん、ごろごろ、どがーん。

 

岩は谷川の方へ落ちていき、たくさんの岩といっしょに、川をせき止めました。

 

せき止められた川の水は、じわじわとふくれ上がり、村の方へ流れていって、寝太郎のおしっこのみぞへと流れこみ、みぞをつたって、ひ上がった田んぼへと流れこんでいきました。

 

「水だ、水が流れてきた!」

 

「これで助かったぞう!」

 

村の人たちは、大よろこびで、おどり出す者もいました。

 

山の上からこのようすを見ていた寝太郎は、にっこりしてうなずくと、のしのしと山をおりていきました。

 

そして、家に帰ると、また、ぐーすかぴーとねむってしまいました。

 

 

でも、それからは、村の人たちは寝太郎をだいじにして、にぎりめしやもちを持ってきて、ねている寝太郎のそばに、そっとおいていくようになったということです。

 

 

 

 



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