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食わずにょうぼう あらすじ

目安時間: 5分




42 くわずにょうぼう 画像①

むかし、あるところに、びんぼうな男がおりました。

 

その男は、なかなかおよめさんをもらいません。

 

(うちはびんぼうだから、ものを食うようなよめはこまる。

何も食べないよめならもらってもいい。)

 

と、思っていました。

すると、何日かたって、男の家へきれいな女がきて、いいました。




 

「わたしは、何も食べないで、せっせとはたらきます。

どうぞおよめさんにしてください。」

 

男は、それならいいと、女をおよめさんにすると、本当に何にもものを食べません。

 

男はためしに、

 

「少し食べてごらん。」

 

と、いってみましたが、

 

「においだけかいでいれば、よいのです。」

 

といって、どうしても食べませんでした。

 

それなのに、米びつの米が、どんどんへっていくのです。

そのことを友だちに話すと、

 

「まだ、気がつかないのか。

おまえのにょうぼうは人間じゃないよ。」

 

と、いいました。

 

 

そこで、ある日、男は町へ行くといって家を出ると、こっそり引き返して、にょうぼうに気づかれないようにそっとてんじょううらに上がって、のぞいていました。

 

 

女は、ひとりになると、お米をとぎ始めました。

火をどんどんたいて、ごはんを三升たき、大きなにぎりめしを三十三こ、こしらえました。

それからさばを三びきやきました。

 

 

そして、かみの毛をざんばらとほどくと、頭のまん中に大きな口が出てきました。

女は、そこへにぎりめしやら、さばやらどんどん入れて、みんな食べてしまいました。

 

 

男はびっくりして、てんじょううらからおりると、いったん外に出て、夕方に家へ帰ってきました。

 

すると、女ははらがいたいといって、ねています。

 

「三升めしのたたりだろう。さば三びきのたたりだろう。」

 

と、男がいうと、

 

「さては、おまえ、見たな!」

 

といって、山んばの正体をあらわしました。

 

そして男をおけの中へおしこむと、おけごとかついて山へ走っていきました。

 

男は、とちゅうで、木のえだがあったので、しめたと思ってえだにぶら下がりました。

 

山んばは気がつかないで、どんどん走っていきました。

 

男が、よもぎとしょうぶの草むらの中に、かくれていると、山んばは引き返してきて、

 

「やあ、ここにいたな。どこにかくれてたってにがすものか。」

 

といって、男をつかまえようとしましたが、よもぎとしょうぶの葉に気がつくと、びくっと、とびのきました。

 

「ああ、くやしいのう、よもぎとしょうぶがなければ、おまえをとって食えるのに。

よもぎやしょうぶにさわると、山んばの体は、とけてしまうんだわい。」

 

男は、それを聞くと、

 

(しめた。)

 

と思って、草をぬいてどんどん山んばに投げつけました。

すると、山んばの体は、どんどんとけていき、とうとう見えなくなってしまいましたとさ。

 

 

 

 



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