羅生門のおに あらすじ ①

目安時間: 3分




61 羅生門のおに 画像①

むかし、京の都では、おそろしいうわさに、人びとはふるえおののていました。

 

「羅生門におにが出るぞ。とって食われるぞ。近よるな。」

 

と、いうのです。

そこで、渡辺綱という強いさむらいがえらばれて、羅生門におに退治に行くことになりました。




 

雨がしとしととふるばん、綱は馬にまたがると、ひとり羅生門へと出かけました。

パカッ、パカッと、馬のひずめの音だけが、しずかな夜のやみにひびいていきます。

 

(羅生門におにが出るなんて、ただのうわさだ。

おになんて出るものか。)

 

綱は馬にゆられながら、そう考えていました。

さて、羅生門に着くと、綱はしばらく門を見上げて立っていました。

黒ぐろと夜の空にそびえ立つその門は、たしかに気味悪く、おそろしげです。

が、いくら待っても、おには出てきません。

 

「それみろ。おになんていないじゃないか。」

 

そうつぶやいて、綱は帰ろうとしましたが、何やら人の気配を感じて、後ろをふり向きました。

すると、暗い柱のかげに、ひとりのわかいむすめが立っていました。

 

「このようなおそろしいところで、何をしているのですか。」

 

綱がふしぎに思って聞くと、むすめは、

 

「はい、わたくしは五条のやしきへもどるところでございますが、とちゅうで雨がふり、こまっているのでございます。」

 

と、悲しそうな声でいいました。

 

綱は、かわいそうに思って、

 

 

「それは、お気のどくなことじゃ。わしが送ってさしあげよう。」

 

「なんと、やさしいおことば。助かりました。」

 

「さあ、いっしょにこの馬にお乗りなさい。」

 

 

そういって、馬の上にだき上げてやろうと、綱が女に近よったとたん、女は後ろから綱にだきつくと、その首すじをぐいっとしめつけてきました。

その力の強いこと。

とてもわかいむすめの力ではありません。

おどろいて、綱がふり向くと、それはもうむすめではなく、おそろしい一ぴきの大おにではありませんか。

 

 

「羅生門のおに」 あらすじ②に続きます

 

 



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