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羅生門のおに あらすじ ③

目安時間: 4分




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するとおばさんは、

 

「いったい、門をしめきっているのは、どういうわけだね。」

 

と、たずねました。

 

そこで綱がいちぶしじゅうを話したところ、おばさんはうれしそうに、

 

「そうかい。育ての子とはいえ、そのような大てがらをたててくれたとは、うれしくてなりません。綱や、そのおにのうでというのを、ひと目だけでも見せてくれぬかえ。」

 

しかし綱は、いくらおばさんでも、七日のあいだだけは見せられません。




 

 

「おばさま、きょうはともかく、あしたならお目にかけましょう。」

 

「それは、どういうわけかね。」

 

「はい。おにがにげる時、七日のあいだだけあずけておくといった、その七日めが、ちょうどきょうにあたるので、きょうは出すことができないのです。」

 

 

すると、おばさんは、悲しそうに、

 

「じゃが、わたしは、今夜じゅうに難波へ帰らなければなりませんのじゃ。

年をとったばあには、あしたはないというのに・・・。」

 

そのしょんぼりしたすがたに、綱はあわれに思って、

 

「それならば、ちょっとだけ・・・。」

 

綱は、はこを開いて、中からおにのうでをとり出しました。

 

「おばさま、これがおにのうでです。」

 

「おお、これはなんとも、すごいうでじゃのう。どれどれ、ちょっとさわらせておくれ。」

 

綱がおにのうでをさし出したとたん、おばさんは、がばと左の手をのばしてそのうでをつかみました。

そしてみるみるうちに、おそろしい羅生門のおにのすがたにかわり、

 

「ぎゃっはっはっ。綱よ、たしかに七日めの夜、このうでをしかと、とり返したぞ!」

 

そうさけぶと、おにはかべをけやぶり、外に出て、空中に舞い上がりました。

 

「おのれ! はかったな!」

 

綱はおどろいて刀をぬくと、あとを追いかけました。

しかしおには、自分のうでをしっかとにぎったまま、

 

「ぎゃっはっはっ。」

 

というわらい声をのこして、空高く、雲の上へ消えていきました。

 

 

やくそくどおり、羅生門のおにはうでをとりもどしたのでした。

 

 

 

 



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